生命保険とは

11月 15, 2015 in 保険

a0002_001100

加入者が死亡した際

生命保険とは人の生命や傷病による損失を保障するための保険のことです。
所定の条件になれば保険金が支払われます。
最も一般的なのは加入者が死亡した際に保険金が支払われる商品です。

生命保険会社がたくさんの商品を提供しており、それぞれ特徴は大きく異なっています。
保険料は年齢ごとに異なる死亡率を考慮した上で決定されます。
これによって、保険会社が受け取ることができる保険料と、実際に支払われる保険金が均衡するような仕組みとなっているのです。

最近では幅広いニーズに対応した生命保険がどんどん登場しており、個人年金保険や財形貯蓄積立保険といった老後の生活や貯蓄への保障をする保険も出ており、これも広義の生命保険に含めるのが一般的です。
歴史上初めて生命保険が誕生したのは1400年代のことであり、イタリアで生まれました。

現代の生命保険に近いものは18世紀のイギリスによって考案されました。
日本では明治時代に始められて、戦後はどんどん進化していきました。
統廃合が進められており、特に2004年には明治安田生命が発足されたことにより業界に与えた衝撃は大きかったです。
生命保険についてはこちらで詳しく解説されています。
>>生命保険の全情報と全知識|保険の教科書

生命保険の仕組み

現在では生命表を用いて生命保険が提供されています。
生命表というのは人間の生死に関する統計データのことです。
加入者の生死の予測をしたうえで保険料が適切に設定されるのです。

ただし、予測をしたとしても将来のことは不確定のため、計算をする際には安全を見込まれています。
これによって、保険料の収入が不足しないように工夫されているのです。
保険料の方式には自然保険料方式と平準保険料方式があります。

自然保険料方式とは加入者の年齢の死亡率に応じて保険料を設定することであり、年齢が高くなるほど保険料は高くなっていきます。
平準保険料方式は、老後に高い保険料を払わなければならない事態を防ぐために、保険に加入している期間全体の保険料の平均額を算出して徴収する方式です。
若いうちの保険料は自然保険料方式よりも高額になりますが、高齢になっても保険料は一定で上昇しません。

生命保険の基本として、死亡保険と生存保険、生死混合保険の3種類があります。
死亡保険とは保険期間中に死亡した際に保険金が支払われるタイプの生命保険です。
生存保険は満期に達したときに生存していれば保険金が支払われます。

生死混合保険は上記の二つを組み合わせたものとなっています。
現在の生命保険は非常に複雑になっているのですが、基本は上記の3つを組み合わせたものとなっています。
生命保険に加入する際にはきちんと説明を聞いて、自分でも情報を集めることが大切です。