変動金利と固定金利の違いとメリット・デメリット

6月 10, 2019 in 住宅のお金

部屋の隅

家を購入する時のローンについて

収入が安定し仕事も落ちつくと同時に、アパート生活から新しい家を購入したいと考える方は多いでしょう。居住地をもてばアパート生活のように家賃を払う必要はなくなり、ペットを飼ったり自分好みにリフォームしたりなど自由にできる点から気持ちの面でも楽になります。

住宅の購入となると一括の支払いは現実的に難しいことから、大半の人が住宅ローンを組んで家を購入します。住宅ローンには、変動金利型と固定金利型の2種類があり、ローンタイプによって長期的な返済額を見た時、人によっては得する場合があるので、適切な選択をしましょう。

変動金利、固定金利とは

住宅ローンの種類に変動金利型があります。変動金利型は市場の金利を考慮した上で、返済途中で金利が調整され、最終的な返済額が変わります。金利の変動はありますが、基本的に低く金利が設定されていることから、長期的に市場の金利が変わらなければ、それだけ安く返済できます。

また、返済額の見直しは5年ごとに行われるため、その間は金利の変動がありません。35年でローン契約を結んだ場合、7回の最終返済額の見直しがされますので、それを安くとるか高くとるかは個人の判断になります。

変動金利型は、返済途中の金利に影響が出やすいことから、完済までの計画が立てにくい傾向にあるので住宅ローン選びのポイントに入れると良いでしょう。

変動金利型と異なり、返済期間中の金利は変わらない固定金利型があります。固定金利型では、市場の金利が大きく変わった場合でも返済中の金利に影響が出ることはありません。そのため、安定して返済でき、返済までの見通しが立てやすいことがメリットといえるでしょう。

しかしながら、変動金利型に比べ金利が高めに設定されている他、市場の金利に変動が起きなければ、その分返済額が多くなります。

どちらの住宅ローンタイプを選ぶか

2つの住宅ローンで、どちらを選ぶかは人によって変わります。一般的に、変動金利型では

資金に余裕のある人が向いているといえます。金利の変わってしまい、今までより返済額が高くなっても返済額に対応しやすいためと考えられます。

また、固定金利型にした場合の返済額とを常に比較して、いつでも住宅ローンの契約内容を変更できるようにしましょう。

固定金利型では、金利の設定額が高いため、長期的にローン契約を結ぶ人には向いているといえます。返済計画が途中で変わってしまった場合の対応が難しい人にも固定金利型でのローン契約が望ましいでしょう。

2つの住宅ローンタイプのメリット・デメリットを把握した上で、適切なローン契約を結びましょう。