障害保健とは

12月 28, 2016 in 保険

見極める点

高度障害保険というものがあります。
これは高度障害状態になってしまったときに受け取ることができる保険金のことです。
高度障害状態に該当していて、その状態から回復する見込みのないときに支払われます。

したがって、高度障害状態であったり回復の見込みのない方は受け取ることができます。
また、どのようなものを高度障害状態としているのかは保険商品によって違うためきちんと確かめましょう。
法律によって定められている障害状態とは異なる定義を用いていることがあるのです。

高度障害状態の例としては、たとえば両眼の視力が一生失われしまったり、言語機能を永久に失ってしまった場合などです。
手足が失われてしまったり、中枢神経系や精神に対して大きな障害を残してしまった場合も該当します。
生命保険に加入する際に高度障害という字を見ることが多いでしょう。

一般的に思われている障害と高度障害はかなり差があるのです。
ベッドから自力で起き上がることができるような方が介護を受けている程度だと高度障害保険金は受け取れないでしょう。
高度障害というのは、自分の力でどれくらい体を動かすことができるのか、意思疎通ができるのかという点を重視します。

高度障害保険金の注意点

高度障害保険金についてはきちんと理解していない方が多いです。
まさか自分が高度障害の状態になってしまうとは考えていない方がほとんどだからです。
これは本人が死亡していなくても死亡保険金と同額のお金を受け取ることができる制度です。

高度障害保険金は治療のための保険金であるという認識があるため、非課税となります。
数千万円もの保険金をもらったとしても、税金がかからないため、相続税対策になると考えられています。
受取人を配偶者や子供にしておくことによって、そのお金は死亡した本人の財産ではなくなるため、保険金は相続財産には含まれないのです。

仮に高度障害になってしまい、そのあとすぐに死亡した場合には、受取人が配偶者や子供になっていれば、相続税を支払う必要がなくなるのです。
ただし、受取人が異なることを認めている保険会社は少ないため気をつけましょう。
高度障害保険金を受け取ると、そのあと死亡したとしても死亡保険金は受け取れません。

また、それ以降は保険料を支払う必要がなくなります。
つまり、実質的には本人が死亡したのと同じ状態であると扱われるのです。
人生どのようなことが起きるかわからないため、高度障害保険はとても重要でしょう。

高度障害の状態に陥ってしまう可能性は誰にでもあります。
不慮の事故やトラブルに巻き込まれることによって、そのような状態となってしまったときに、保険金を受け取れるようにしましょう。