たばこ税とは

10月 30, 2016 in 税金

大きなお金

たばこにはたばこ税法によって税金が課せられています。
たばこ税には3種類あり、国たばこ税や地方たばこ税、たばこ特別税があります。
たばこ税はとても大きなものであり、平成23年度においては総額が2兆円に達しています。

たとえば紙巻たばこを購入する際には国たばこ税と地方たばこ税、たばこ特別税、そして消費税という4つの税金がかかるのです。
430円のたばこ1箱を買ったとしたら、そのうち税額は276.73円となっています。
つまり、たばこというのは定価の6割以上は税金となっているのです。

日本には高負担税物品がたくさんあるのですが、その中でもたばこは上位に位置しています。
ビールは税負担率が5割であり、ガソリンは4割、灯油は1割となっています。
たばこ税は頻繁に増税が繰り返されており、これからも税金の負担が大きくなると予想されています。

元々、たばこ税には贅沢税としての意味合いがあったため、銘柄によっては安く押さえられているケースがあります。
品質の良いたばこに関しては税金も高くかかるようになっているのです。
たばこ税はたとえば地方においては税収の3.4%を占めておりとても貴重な財源となっています。

どのような地方に住んでいる方でも一定の割合でたばこを吸っている方は存在しています。
そのため、安定した税収を期待することができるのがたばこなのです。
たとえば自動車税の割合は4.6%となっているため、たばこ税の大きさが理解しやすいでしょう。

たばこ税の意義

たばこ税というのは特定の使いみちが決まっている税金ではありません。
そのため、具体的にどのようなものに使われているのかを細かく追いかけることは難しいでしょう。
ただし、地方税として使われているもののため、基本的にはその地域の生活をより良いものにするために活用されています。

たとえば、福祉に用いられたり、災害対策に使われたり、公園や公共施設の整備に用いられていることもあるでしょう。
これらの資金にたばこ税が使われていると考えれば、かなり意味のある税金であることがわかります。
大きな社会貢献を果たしている税金の一つだといえるのです。

たばこ税はこれからも上がる可能性が高いため、たばこを吸うことが好きな方にとっては嫌な状況が続くかもしれません。
しかし、たばこ税のおかげで助かっている方が多いのは事実であり、貴重な財源となるのです。
また、日本はたばこが高いと思われているのですが、世界的に比べてみると比較的低額なのです。

したがって、日本人のたばこ好きは特別苦労をしているともいえないでしょう。
最近のたばこへの増税は健康目的も含まれており、そのことについては批判意見もあります。