不動産投資を始めるには

2月 26, 2019 in 住宅のお金

不動産投資の始め方

不動産投資は、安定した収入があり、ローンが通りやすい信用のある人であれば、簡単に始められます。ただし、無計画に飛びこんで成功する世界ではありません。投資初心者は、まず投資について学ぶことが必要です。覚えるべきは、利回りの考え方や計算方法、利用できるローン、リスクとそれを回避する方法、不動産投資の種類などさまざま。特にお金回りで学ぶべきことが多く、税金やキャッシュフローにも強くなる必要があります。

不動産投資に必要な情報を収集する方法は、関連する書籍を読む、セミナーに参加する、相談に乗ってくれるメンターを見つけるなどさまざま。効率的なのは、アドバイスしてくれる人を見つけることでしょう。しかし、人と同じやり方にこだわる必要はありません。自分に合った方法で学ぶを深めるのが良いでしょう。

 

不動産投資の準備資金

戸建てかマンションか、マンションなら区分か一棟かによって、必要な資金は異なります。よく言われるのが、「ローンを組むのであれば、物件価格の2~3割を自己資金とする」こと。なかには自己資金100万円で区分マンションを購入し、不動産が値上がりしたタイミングを見計らって300万円で転売。少しずつ資産を増やしながら、何度も区分マンションの転売を繰り返して資産を3000万円にまで増やした事例もあります。

区分マンションを購入するだけの資金を用意するのも大変な場合もあるでしょう。最近ではフルローンで不動産投資を始める人も少なくありません。資金が準備できないからと諦めるのではなく、一度相談してみるのが良いでしょう。

 

不動産投資の心得

最も重要なのは、不動産投資は「事業」であるということ。多くの投資家が本業を別に持つ兼業オーナーですが、住居用ではなく投資用として不動産を購入した場合、消費者契約法の対象外となり、事業者扱いになります。想定より利回りが低い、家賃収入が得られない、などの状況に陥ったとしても、契約を解除できません。

そのため、不動産投資用の物件を購入する際、業者の話をよく聞いて判断することが重要です。メリットだけを強調していないか、リスクも含めて説明してくれるかなどをチェックしながら、本当に信用できる業者から投資用不動産を購入しましょう。

とはいえ、不動産投資にはいくつものリスクが付きまといます。家賃収入に直結する空率リスク、収入を左右させる金利変動・家賃変動・物件価格の下落リスク、防ぐことが難しい災害リスクなど、オーナーが考慮すべきものはさまざま。自分が不動産投資のどのようなメリットを優先するかをまず考え、そのメリットに大打撃を与えるリスクを回避することを考えましょう。